《 花音うらら 》「春よ 来い！」 生物の先生は 生徒たちと爬虫類の素晴らしさを分かち合いたかったけれど 扱われ方を嘆いて休暇中 でも 生徒から好意を寄せられ 春を待ってみることに

私は生物の教師をしている。大好きな爬虫類の素晴らしさを生徒達に知って欲しく教師という職に就いたのだが私の引っ込み思案な性格もあってか学校では気味悪がられ無視され挙句の果てにはトカゲの檻まで壊されと散々な目に遭い今は学校をしばらく休んでいる。教師という職業が向いていないのだと思う。だが、そんな私に何故だか好意を抱いてくれている生徒がいるらしい。私はもう少しだけじっと春を待ってみることにした。